9/25 – 26、今年も地震火山科学研究会を島原の地震火山観測研究センターで行いました。
普段の研究活動で議論をする”いつものメンバー”とは少しだけ離れた専門分野の研究者で集まって研究発表をすることで、新たな視点からの解釈やコラボレーションが生まれることを期待して、今年度で3回目の研究集会です。
研究の話は、専門分野が少し離れただけで、途端に難しく感じたり、議論が噛み合わないこともありますが、発表や質疑の時間を厳しく制限せず、緩く・濃く議論することで、今年も解釈の幅を広げるアイデアが多く生まれていました。
プログラム
- 下司 信夫(火山科学)
桜島大正噴火のマグマ上昇過程とフィーダダイク構造の推測 - 松本 聡(地震火山観測研究センター)
地震発生層の断層発達過程解明に向けて - 山本 順司(地球システム化学)
背弧マントルに染み渡るスラブ由来流体 - 相澤広記(地震火山観測研究センター)
九州北部せん断帯と大崩山花崗岩体 - 久保友明(地球内部物質学)
脱水脆性化と深発地震 - 寅丸敦志(岩石循環科学)
斜長石斑晶サイズ分布から示唆される桜島最近500年の深部マグマ供給系の幾何学 - 江本賢太郎(地震火山観測研究センター)
火山における地震波動場の特徴