9/17-20の日程で、当センターが熊本県内に設置している地震観測点(14ヶ所)と霧島山のアレイ観測点(13点)の保守作業を行いました。
これは年に2回行っているものですが、今回はこれらの保守に加え、日奈久周辺に100点設置している観測点のうちの一部の保守と、新規観測点の設置も行いました。
新規観測点は、霧島から阿蘇の間の九州山地に設置し、広い範囲をカバーした地下構造の推定に活用する予定です。
今年は9月中旬でも非常に暑く、観測点で作業するたびに汗だくになり、また次の観測点へ移動するという繰り返しでした。草木をかき分け、虫と戦いながら、電池やデータカードの交換や地震計の交換作業です。
地震計を設置させていただいているお寺の方からアイスの差し入れを頂いたり、地域の方々に支えられている地震観測です。
新規観測点の設置場所は、日本三大秘境の一つと言われる宮崎県の椎葉村も含まれる九州山地であり、険しく細い道で運転も大変です。9月上旬の台風10号による土砂災害の影響も多く残っていました。