2023年4月から2025年3月までセンターに研究員として在籍され、その後、産業技術総合研究所に異動された井上智裕さんらの論文が出版されました。
電磁探査の結果、雌阿寒岳と雄阿寒岳に挟まれた領域に、電気を通しやすい(比抵抗が低い)領域が見つかり、これをマグマだまりと解釈しました。
同様の低比抵抗領域は他の火山でも見つかっていますが、阿寒カルデラの場合は地下3〜10 kmという比較的浅いところに、かなり大きな体積で広がっている点が特徴です。
さらに、この低比抵抗領域の上部付近では、2016〜2017年ごろにマグマ貫入と考えられるシル状の圧力源も推定されており、これも他にはあまり見られない特徴です。
詳細は以下のプレスリリースをご覧ください。
https://www.kyushu-u.ac.jp/f/65432/26_0407_01.pdf
参考文献
掲載誌:Earth, Planets and Space
タイトル:Dense magnetotelluric imaging of the Akan Caldera (Hokkaido, Japan): insights into its magma plumbing system and caldera-forming reservoir
著者名:Tomohiro Inoue, Takeshi Hashimoto, Koki Aizawa, Hiroshi Ichihara, Ryo Tanaka, Yusuke Yamaya
DOI:10.1186/s40623-026-02398-8
