年表

8月 19, 2022
昭和37年 2月 長崎県および島原市の厚意により、島原市眉山東麓の市有地(現在地)に、長崎県によって地震観測棟㎡)が建設され、九州大学理学部に無償貸与された.九州大学は、仮施設と 島原火山温泉研究所を発足させ、高倍率地震計(島原観測点)を設置して常時観測を開始,記録紙の交換を民間に依託した.
昭和40年 3月 島原火山温泉研究所研究報告創刊
昭和42年 3月 敷地ならびに建造物を島原市および長崎県より有償譲受
昭和42年10月 九州大学理学部助手流動定員1人の運用により、現地常駐態勢をとり、火山観測・研究にあたる.
昭和46年 4月 文部省令第13号により施設設置認可、九州大学理学部附属島原火山観測所発足、定員:助手1人
昭和47年 3月 研究棟(144㎡)竣工
昭和48年 5月 定員:助教授1人(同観測所助手振替)に変更
昭和49年 3月 温泉観測井(深さ365m、当観測所構内)竣工
昭和51年 4月 定員:助教授1人、助手1人(理学部教務員振替)に変更
昭和51年10月 火山ガス望遠検知装置(COSPEC,SO2測定用)整備
昭和52年 3月 既設島原基地観測点に千々石・小浜両地震観測点増設(地震3点観測テレメ-タシステムの整備)
昭和55年 3月 火山ガス自動連続観測装置(HF・HCl・SO2・H2S濃度比測定用)整備
昭和55年 4月 ・・・・・理学部物理学科地震学講座開設・・・・・
昭和56年 8月 本館(267㎡)竣工
昭和57年 3月 既設地震3点観測テレメ-タシステムの機能拡充(千々石・小浜両観測点の3成分化と磁気テ -プレコ-ダの導入、大型計算機端末装置の整備)
昭和58年 3月 飯盛地震観測点増設(火山噴火予知計画による地震4点観測網へ拡大)
昭和59年 4月 理学部附属 『島原地震火山観測所』に名称変更、定員:教授1人(同観測所助教授振替)、助手2人(1人純増)に変更、理学部内措置により技官1人配置
昭和59年 8月 島原半島西部で群発地震(最大M5.7,8月6日)
昭和59年10月 イオンクロマトグラフ(温泉分析装置)整備
昭和60年 3月 富岡地震観測点増設(地震予知計画による広域地震観測網の整備開始)
昭和61年 2月 地下水変動観測システム(地下水位、水温、地中ガス成分測定用)を構内温泉観測井に設置
昭和61年 3月 大牟田・熊本両地震観測点増設(広域3点)
昭和62年 3月 野母崎・五木両地震観測点増設(広域5点)

地震観測用デ-タ処理装置整備(昭和63年3月機能拡充)

昭和63年 3月 館(デ-タ処理室)増築
地下水変動観測用デ-タ処理装置整備(平成元年3月機能拡充)
鯛生地震観測点増設(広域6点)
平成元年 3月 栖本地震観測点増設(広域7点)
平成 2年 3月 竹田地震観測点増設(広域8点).火山ガス望遠検知装置(COSPEC,SO2測定用)およびプラズマ発光分光分析装置整備
平成 2年 5月 総合移動観測班新設(助手1人、地震予知計画)
平成 2年11月 ・・・・・普賢岳噴火・・・・・
平成 3年 3月 牛深,中津地震観測点設置(広域10点).千々石町岳,深江地震観測点緊急設置(深江観測点は平成4年2月、火砕流により埋没)
平成 3年 5月20日

・・・・・溶岩ドーム出現・・・・・
平成 3年 6月 3日 ・・・・・火砕流により43名死亡・・・・・
平成 3年 6月 GPS、傾斜計、重力計外多数緊急整備
平成 4年 3月 雲仙火山周辺ボアホール地震・傾斜計観測点4点設置.新礫石原地磁気観測点設置.地震データ自動処理装置整備.佐賀関地震観測点設置(広域11点)
平成 4年 4月 定員2人(助教授1、技官1)増員
平成 4年12月 7日 雲仙普賢岳噴火から2年ー九州大学からの報告ー」(主催:島原地震火山観測所、西部地区自然災害資料センター、後援:NHK長崎放送局、長崎新聞社)が、島原市文化会館にて開催される
平成 5年 3月 背振地震観測点設置(広域12点)
平成 5年 6月23日 ・・・・・火砕流により1名死亡・・・・・
平成 6年 3月  平戸地震観測点設置(広域13点)
平成 6年11月 4日 火山観測用ペネトレーター投下実験
平成 7年 2月 ・・・・・普賢岳溶岩噴出停止・・・・・
平成 7年 6月 鹿児島大学,東京大学,高知大学との隣接地震観測点データ交換開始
平成 7年11月30日 第2回火山体構造探査が雲仙にて実施される
平成 7年12月 人事院総裁賞(職域部門)受賞
平成 8年 3月 北九州,福江,西都地震観測点設置(広域16点)
平成 8年 6月 ・・・・・普賢岳噴火終息宣言・・・・・
平成8 年 8月 地震データ流通システム試験稼働にともないインターネットにホームページを開設
平成8 年 9月 気象庁との地震データ交換開始
平成8 年11月20日 第4回火山観測用ペネトレーター投下実験
平成 9年 2月 衛星通信による地震観測テレメタリングシステム導入
平成 9年 5月26-29日 雲仙国際ワークショップ(防災10年火山と科学掘削)が島原文化会館にて開催される
平成11年 4月 1日 理学部の大学院重点化に伴ない、所属が『九州大学大学院理学研究科附属』に変わる
平成13年4月1日 海底地震計12台を導入し、全国の大学と共同で海域の地震観測・研究を実施する
平成12年 4月 1日 センター化に伴い、名称が『九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センター』に変わる
平成16年 4月 1 日 法人化に伴い、名称が『国立大学法人 九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センター』に変わる
平成19年11月19-23日 島原市などとともに第5回火山都市国際会議を企画運営し盛会に導く