昭和37年 2月 | 長崎県および島原市の厚意により、島原市眉山東麓の市有地(現在地)に、長崎県によって地震観測棟㎡)が建設され、九州大学理学部に無償貸与された.九州大学は、仮施設と 島原火山温泉研究所を発足させ、高倍率地震計(島原観測点)を設置して常時観測を開始,記録紙の交換を民間に依託した. |
昭和40年 3月 | 島原火山温泉研究所研究報告創刊 |
昭和42年 3月 | 敷地ならびに建造物を島原市および長崎県より有償譲受 |
昭和42年10月 | 九州大学理学部助手流動定員1人の運用により、現地常駐態勢をとり、火山観測・研究にあたる. |
昭和46年 4月 | 文部省令第13号により施設設置認可、九州大学理学部附属島原火山観測所発足、定員:助手1人 |
昭和47年 3月 | 研究棟(144㎡)竣工 |
昭和48年 5月 | 定員:助教授1人(同観測所助手振替)に変更 |
昭和49年 3月 | 温泉観測井(深さ365m、当観測所構内)竣工 |
昭和51年 4月 | 定員:助教授1人、助手1人(理学部教務員振替)に変更 |
昭和51年10月 | 火山ガス望遠検知装置(COSPEC,SO2測定用)整備 |
昭和52年 3月 | 既設島原基地観測点に千々石・小浜両地震観測点増設(地震3点観測テレメ-タシステムの整備) |
昭和55年 3月 | 火山ガス自動連続観測装置(HF・HCl・SO2・H2S濃度比測定用)整備 |
昭和55年 4月 | ・・・・・理学部物理学科地震学講座開設・・・・・ |
昭和56年 8月 | 本館(267㎡)竣工 |
昭和57年 3月 | 既設地震3点観測テレメ-タシステムの機能拡充(千々石・小浜両観測点の3成分化と磁気テ -プレコ-ダの導入、大型計算機端末装置の整備) |
昭和58年 3月 | 飯盛地震観測点増設(火山噴火予知計画による地震4点観測網へ拡大) |
昭和59年 4月 | 理学部附属 『島原地震火山観測所』に名称変更、定員:教授1人(同観測所助教授振替)、助手2人(1人純増)に変更、理学部内措置により技官1人配置 |
昭和59年 8月 | 島原半島西部で群発地震(最大M5.7,8月6日) |
昭和59年10月 | イオンクロマトグラフ(温泉分析装置)整備 |
昭和60年 3月 | 富岡地震観測点増設(地震予知計画による広域地震観測網の整備開始) |
昭和61年 2月 | 地下水変動観測システム(地下水位、水温、地中ガス成分測定用)を構内温泉観測井に設置 |
昭和61年 3月 | 大牟田・熊本両地震観測点増設(広域3点) |
昭和62年 3月 | 野母崎・五木両地震観測点増設(広域5点)
地震観測用デ-タ処理装置整備(昭和63年3月機能拡充) |
昭和63年 3月 | 館(デ-タ処理室)増築 地下水変動観測用デ-タ処理装置整備(平成元年3月機能拡充) 鯛生地震観測点増設(広域6点) |
平成元年 3月 | 栖本地震観測点増設(広域7点) |
平成 2年 3月 | 竹田地震観測点増設(広域8点).火山ガス望遠検知装置(COSPEC,SO2測定用)およびプラズマ発光分光分析装置整備 |
平成 2年 5月 | 総合移動観測班新設(助手1人、地震予知計画) |
平成 2年11月 | ・・・・・普賢岳噴火・・・・・ |
平成 3年 3月 | 牛深,中津地震観測点設置(広域10点).千々石町岳,深江地震観測点緊急設置(深江観測点は平成4年2月、火砕流により埋没) |
平成 3年 5月20日 | ・・・・・溶岩ドーム出現・・・・・ |
平成 3年 6月 3日 | ・・・・・火砕流により43名死亡・・・・・ |
平成 3年 6月 | GPS、傾斜計、重力計外多数緊急整備 |
平成 4年 3月 | 雲仙火山周辺ボアホール地震・傾斜計観測点4点設置.新礫石原地磁気観測点設置.地震データ自動処理装置整備.佐賀関地震観測点設置(広域11点) |
平成 4年 4月 | 定員2人(助教授1、技官1)増員 |
平成 4年12月 7日 | 雲仙普賢岳噴火から2年ー九州大学からの報告ー」(主催:島原地震火山観測所、西部地区自然災害資料センター、後援:NHK長崎放送局、長崎新聞社)が、島原市文化会館にて開催される |
平成 5年 3月 | 背振地震観測点設置(広域12点) |
平成 5年 6月23日 | ・・・・・火砕流により1名死亡・・・・・ |
平成 6年 3月 | 平戸地震観測点設置(広域13点) |
平成 6年11月 4日 | 火山観測用ペネトレーター投下実験 |
平成 7年 2月 | ・・・・・普賢岳溶岩噴出停止・・・・・ |
平成 7年 6月 | 鹿児島大学,東京大学,高知大学との隣接地震観測点データ交換開始 |
平成 7年11月30日 | 第2回火山体構造探査が雲仙にて実施される |
平成 7年12月 | 人事院総裁賞(職域部門)受賞 |
平成 8年 3月 | 北九州,福江,西都地震観測点設置(広域16点) |
平成 8年 6月 | ・・・・・普賢岳噴火終息宣言・・・・・ |
平成8 年 8月 | 地震データ流通システム試験稼働にともないインターネットにホームページを開設 |
平成8 年 9月 | 気象庁との地震データ交換開始 |
平成8 年11月20日 | 第4回火山観測用ペネトレーター投下実験 |
平成 9年 2月 | 衛星通信による地震観測テレメタリングシステム導入 |
平成 9年 5月26-29日 | 雲仙国際ワークショップ(防災10年火山と科学掘削)が島原文化会館にて開催される |
平成11年 4月 1日 | 理学部の大学院重点化に伴ない、所属が『九州大学大学院理学研究科附属』に変わる |
平成13年4月1日 | 海底地震計12台を導入し、全国の大学と共同で海域の地震観測・研究を実施する |
平成12年 4月 1日 | センター化に伴い、名称が『九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センター』に変わる |
平成16年 4月 1 日 | 法人化に伴い、名称が『国立大学法人 九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センター』に変わる |
平成19年11月19-23日 | 島原市などとともに第5回火山都市国際会議を企画運営し盛会に導く |