神戸・淡路MT観測(2025/09~12)

2025年9~12月にかけて神戸市周辺、淡路島において広帯域MT観測を行いました。

この観測の対象は1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の震源域です。この地震はマグニチュード7.3を記録し、この地域に甚大な被害を及ぼしました。

地震の破壊が始まった所・終わった所と地下の比抵抗構造(電気の通りやすさの地下構造)の関連性を調べることを目的に今回の観測を行いました。観測点は神戸市、淡路市を中心とした計50点ほど設置ほどで、1か所あたり1か月ほどの間設置しました。作業中は気温が高く蚊や蜂などの虫に苦しみましたが、大きなトラブルなく観測を終えることができました。設置にあたって、国や自治体が管理する保安林や休耕中の田畑、果樹園などに地権者様の許可を頂き作業させていただきました。

この観測には九大の職員や学生だけでなく、東京大学、京都大学、鳥取大学など様々な大学、機関の方々に参加していただきました。また、観測の前半には京大の阿武山地震観測所に宿泊させていただきました。

この観測にご協力いただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。

今後この観測で取得したデータを解析し、学会で発表していく予定です。

地電位観測点の設置の様子。中央の記録装置から東西南北の4方向に電線を伸ばし、その先に電極を接続し埋設する。電極間の電位差を32Hz連続、1024Hz夜間のみのサンプリングで記録する。

10月28日、京都大学阿武山観測所にて。