2023年11月13,14日に雲仙岳・平成新山溶岩ドームに登頂し,ドームの状況の観察や噴気温度の測定,地震観測点のデータ回収・バッテリ交換作業を実施しました.
13日は九州大学の教員学生16名のほか約80名の地元自治体や長崎県の防災担当者,マスコミ関係者等が同行し,松島教授や長崎地方気象台の担当者から,雲仙岳の火山活動の現状についての説明がなされました.しかし強風と視界不良のために山頂登頂を断念せざるをえませんでした.
翌14日は快晴となり,九州大学の教員学生5名で再度入山して,山頂調査・作業を実施しました.
溶岩尖塔基部の噴気温度は92.9度で,前回2023年5月の調査と変化はなく,溶岩ドームの形状にも大きな変化は見られませんでした.