10/21-23の日程で新潟市で開催された日本地震学会2024年度秋季大会にて講演を行いました。
新潟での地震学会開催は2014年以来の10年ぶりで、今年は2004年に発生した新潟県中越地震から20年という節目の年になります。
この20年の間にも日本各地で大きな地震が発生しました。今回の学会では、能登半島地震の特別セッションや日向灘での地震に関する緊急セッションも開催されました。確度の高い予知・予測は難しい課題ですが、地震発生や地球内部を理解する学問としては着実に進展しており、学会でも活発な議論が繰り広げられました。
初日には地震学会の各賞の授賞式が行われ、会長から賞状・記念品の授与がありました。
松島教授・清水名誉教授・内田技術専門職員を含むグループが2022年に発表した論文に対する論文賞の表彰もありました。
来年は、2025年10/20-22の日程で福岡国際会議場で開催されます。当センターは大会企画委員会と協力して、学会の準備・運営を担当いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
当センターからの講演
- 松本 聡
“地震モーメント比”とb値による地殻応力状態評価の試み(2) - 平田 一聖、山下 裕亮、松島 健、仲谷 幸浩、平野 舟一郎、八木原 寛、中東 和夫、江本 賢太郎、松本 聡、大柳 修慧、伊藤 喜宏、胡 靚妤、山田 知朗、篠原 雅尚
日向灘の通常の地震と浅部スロー地震の発生領域境界部における地震活動 - 岡田 知己、SAVAGE Martha、田上 綾香、藤村 遼太郎、髙木 涼太、吉田 圭佑、松本 聡、江本 賢太郎、山中 佳子、勝俣 啓、前田 拓人、石瀬 素子、酒井 慎一、宮澤 理稔、八木原 寛、今西 和俊、内田 直希、平原 聡、木村 洲徳、寺川 寿子、大園 真子、澁谷 拓郎、椎名 高裕、平松 良浩
能登半島地震震源域陸域におけるS波スプリッティングと地震波速度構造 - 加藤 愛太郎、中川 茂樹、蔵下 英司、酒井 慎一、江本 賢太郎、松本 聡
群発地震活動と2024年M7.6能登半島地震の発生 - 永山 勇志、松本 聡、松島 健、江本 賢太郎、高山 竜之介、河野 太紀、奥田 祐大
2016年熊本地震震源域における応力場のモデル化の試み - 田上 綾香、岡田 知己、Savage Martha、Chamberlain Calum、Townend John、松野 愛弥、松本 聡、河村 優太、飯尾 能久、佐藤 将、平原 聡、木村 洲徳、Bannister Stephen、Ristau John、Ghisetti Francesca、Sibson Richard
ニュージーランド南島北西部、反転テクトニクス地域における中・小規模断層の活動評価 - 河野 太紀、松本 聡、江本 賢太郎、松島 健、内田 和也、高山 竜之介、酒井 慎一
稠密地震観測に基づく中小規模地震の破壊伝播方向推定 - 藤村 遼太郎、岡田 知己、水田 達也、Savage Martha、高木 涼太、吉田 圭佑、酒井 慎一、勝俣 啓、大園 真子、小菅 正裕、前田 拓人、山中 佳子、片尾 浩、松島 健、八木原 寛、田上 綾香、木村 洲徳、平原 聡、河野 俊夫、松澤 暢
東北地方の上部地殻におけるS波偏向異方性の起因推定(3) - 山下 裕亮、篠原 雅尚、山田 知朗、仲谷 幸浩、平野 舟一郎、八木原 寛、中東 和夫、松島 健、伊藤 喜宏
日向灘における2023年4月~7月の浅部微動活動 - 江本 賢太郎、西村 太志、中道 治久、田口 貴美子、廣瀬 郁、中原 恒、濱中 悟、Bin Abdul Rahman Syed Idros、米盛 航平
歪波形のコーダ部分における等方性の検証 - Syed Idros Bin Abdul Rahman, Kentaro Emoto, Takeshi Nishimura, Haruhisa Nakamichi, Kimiko Taguchi, Hisashi Nakahara, Takeshi Hirose, Satoru Hamanaka
Novel Method of Love Wave Detection and FK Analysis Using Distributed Acoustic Sensing (DAS) Data from the Sakurajima Network - 渡部 熙、上嶋 誠、山口 覚、臼井 嘉哉、村上 英記、小河 勉、大志万 直人、吉村 令慧、相澤 広記、塩崎 一郎、笠谷 貴史
紀伊半島における三次元深部電気比抵抗構造に基づいた深部低周波微動発生領域の特徴