松島 健 准教授が2015年度日本火山学会 論文賞(Best Paper Award) を受賞しました.この表彰は日本火山学会誌「火山」あるいは「Earth, Planets and Space」に掲載された論文の中で、火山学に関する独創的で特に優れた論文の著者に授与されるものです.
受賞論文:Shigeru Nakao, Yuichi Morita, Hiroshi Yakiwara, Jun Oikawa, Hideki Ueda, Hiroaki Takahashi, Yusaku Ohta, Takeshi Matsushima, and Masato Iguchi, Volume change of the magma reservoir relating to the 2011 Kirishima Shinmoe-dake eruption-Charging, discharging and recharging process inferred from GPS measurements recharging process inferred from GPS measurements. Earth, Planets and Space, 65, 505-515. 2013
(2011年霧島新燃岳噴火に伴うマグマ溜まりの体積変化ーGPS測定から求められた供給・噴出および再供給過程:中尾 茂・森田裕一・八木原 寛・及川 純・上田英樹・高橋浩晃・太田雄策・松島 健・井口正人,Earth Planets Space, 第65巻第6号,505-515, 2013 doi: 10.5047⁄eps.2013.05.017.)
松島 健准教授は他大学のメンバーとともに,霧島・新燃岳の噴火前後に霧島火山周辺にGPS受信機を設置し,火山活動に伴う山体の地殻変動を精密に測定することに成功しました.このデータを鹿児島大学の中尾 茂 教授が解析して霧島火山下にあるマグマ溜まりの蓄積・噴出量変化を算出し,霧島火山の噴火時のマグマの動きを詳細に推定することができました.