長崎丸 第156次航海

長崎大学の練習船「長崎丸」に乗船し、海底地震計の設置・回収、離島観測点のメンテナンスを行いました。

8/1に新長崎漁港から出航し、甑島周辺海域の海底地震計の回収、無人島である女島にある地震観測点のメンテナンス、東シナ海でのCTD観測を行い、その後トカラ列島に移動して海底地震計を設置し、8/5に帰港しました。

トカラ列島では、6月より群発地震活動が活発化し、住民の避難が行われているなど、周辺の住民の生活に影響を及ぼし、社会的関心が高まっています。本観測によって得られた海底地震計のデータは、トカラ列島の地震活動の詳細の把握や、発生原因を明らかにするうえで、大いに活用されるものと考えられます。

海底地震観測グループとして、九州大学のほか、鹿児島大学、宮崎公立大学、京都大学、東京海洋大学の学生・教職員が乗船しました。九州大学からは、技術職員の山口さん、M2の平田くん、B4の今村くん、今井くんと馬場助教が乗船しました。

航海の時期は暑かったものの、比較的海況も穏やかで、観測航海は順調に進み、無事に帰港しました。海域観測の現場を知ることができ、普段のキャンパスでは味わえない貴重な経験となりました。