島原地震火山観測所が初の人事院総裁賞を受賞 (1995/12/05)[九大学報]

12月 5, 1995

理学部附属島原地震火山観測所(代表者太田一也所長以下7名)が,12月5日東京・港区の明治記念館において人事院総裁賞(職域部門)を受賞した.
 この賞は,国家公務員の職務に関して与えられる賞であり,文部省関係で職域部門は初の栄誉である.
 同所は,雲仙・普賢岳の噴火活動を警戒区域内での多大な危険を伴う地震観測や昼夜の別を問わない監視,観測等により,土石流の発生状況や火砕流の発生予測等について,地域に真に必要とされる情報を確保し,防災機関等に対して的確かつ速やかにこれを提供するなど,地域に密着し,住民の生命財産の安全確保のための献身的活動を続け,地域防災に寄与したことが高く評価されたもの.
 人事院総裁賞は昭和63年に創設され,これまで文部省関係では3件受賞,本学で受賞したのは初めて.
 今回,本学の他に文部省,科学技術庁,法務省,厚生省の4件が受賞した.