2024年11月19日に雲仙岳・平成新山溶岩ドームに登頂し,ドームの状況の観察や噴気温度の測定,地震観測点のデータ回収・バッテリ交換作業を実施しました.九州大学の教職員学生13名のほか52名の地元自治体や長崎県の防災担当者,気象庁,環境省,森林管理署,マスコミ関係者等が同行し,松島教授や長崎地方気象台,雲仙砂防管理センターの担当者から,雲仙岳の火山活動の現状や溶岩ドームの挙動についての説明がなされました.
溶岩尖塔基部の噴気温度は94.7度で,前回2024年5月の調査とほとんど変化はなく,溶岩ドームの形状にも大きな変化は見られませんでした.