学部3年生向けの講義「火山科学」の一環として,7月19~21日の日程で島原実習を行いました.3年生34名と8名の教職員に加え,20名のTAが参加しました.
初日には雲仙岳災害記念館や火砕流や土石流被害の跡地など島原半島ジオパークのジオサイトを周りました。実際の現場を見ることで、迫力、火山災害の恐ろしさ、災害に向き合う研究の難しさ、重要性などを感じ取りました。
2日目は、以下の5班に分かれて観測・調査を行いました。
・地震計を用いた地動ノイズの測定
・複数の地震計を用いた地震波の到来方向解析
・GNSS等の測量機器を用いた地球の大きさの測定
・電磁場を測定して,電磁シグナルの発生源を推定
・火砕流土石流堆積物を調査分析して,噴火の様子や堆積環境を解析
3日目は各班が実習成果を発表しました.
非常に暑い中での実習でした.また観測精度が悪くて何度も測定をやり直したり,予想したような観測結果が出なかったりと,野外調査の難しさを感じる場面もありましたが、各班ともにしっかりとした発表で,充実した実習となりました.


