日本火山学会の2024年度秋季学術講演会が,10月16〜18日に札幌市の北海道立道民活動センター「かでる 2・7」においてハイブリッド形式で開催されました.
全国から500人を超える参加者(オンライン参加も含む)が集まり,活発な議論が交わされました.
また日本火山学会優秀学術賞を受賞した相澤広記准教授の受賞記念講演「電磁気学的観測・実験・計算に基づく火山噴火準備過程及び噴火現象の総合的研究」もおこなわれました.
当センターからの講演発表
- 相澤広記,電磁気学的観測・実験・計算に基づく火山噴火準備過程及び噴火現象の総合的研究,S-02
- 中道治久・江本賢太郎・米盛航平・田口貴美子・廣瀬 郁・西村太志,桜島の有村川と野尻川における 2024 年 DAS 観測と土石流検知,A3-07
- 長谷川誉久・西村太志・中原 恒・廣瀬 郁・田口貴美子・中道治久・江本賢太郎・濱中 悟,桜島における DAS を用いた爆発地震の発震機構の推定,B1-11
- 田島靖久・松島 健・石橋純一郎・鈴木桂子・村松 弾・及川 純・村上千晶・村田健史,霧島火山,硫黄山南火口及び噴火孔における 2022〜2023 年の小噴出イベント,B1-15
- 西村太志・森作史哉・中原 恒・山本 希・三浦 哲・江本賢太郎,複素主成分分析を用いた DAS で記録された吾妻 山火山性地震の震源決定,B2-05
- 渡部 熙・上嶋 誠・山口 覚・臼井嘉哉・村上英記・小河 勉・大志万直人・吉村令慧・ 相澤 広記・塩﨑一郎・笠谷貴史,紀伊半島における三次元深部電気比抵抗構造に基づいた高温泉の湧出機構に関する検討,P67
- 坂本光瑠・宮本知治・池端 慶・石橋純一郎・松島 健,雲仙地獄における熱水変質作用の地球化学的研 究:熱水変質岩および温泉水の主要・微量元素組成と元素移動,P84
- 中川光弘・安田 敦・栗谷 豪・藤田英輔・大湊隆雄・前野 深・相澤広記・松本亜希子,次世代火山研究・人材育成総合プロジェクト,課題間連携研究報告:どのように噴火様式・推移予測を行うか ─伊豆大島と霧島を例として─, P87
- 相澤広記・長岡 優・栗原 亮,霧島火山群のマグマ供給系についての論点,P88
- 石橋純一郎・宮本知治・松島 健・山中寿朗・田島靖久,硫黄山噴火後の熱水化学組成の経時変動(V),P93
- 勝山あすみ・松島 健・松本 聡・相澤広記,霧島硫黄山 2018 年水蒸気噴火時の傾斜・地震データの解析,P94
- 田辺暖柊・松島 健・相澤広記・村松 弾,霧島硫黄山西火口における 2021 年以降の活動と 地球物理学的観測,P95
- 米盛航平・江本賢太郎・濱中 悟・Syed Idros Bin Abdul Rahmal・中道治久・ 西村太志・中原 恒・田口貴美子・廣瀬 郁、桜島における DAS 観測で推定したサイト増幅特性と地震波伝播速度,P109
- 上土井歩佳・松島 健・山本圭吾,地殻変動データを用いた桜島浅部圧力源の推定,P110
- 田口貴美子・西村太志・中原 恒・廣瀬 郁・中道治久・江本賢太郎・濱中 悟,桜島 DAS により観測された土石流に伴う地盤振動波形データの振幅および位相解析,P112