熊本でのDAS・地震計観測

2月16日から3月19日にかけて、熊本県に存在する日奈久断層周辺で、分布型音響センシング(DAS)およびノード地震計による観測を行いました。日奈久断層の北部は、2016年熊本地震の本震のすべり域の一部となりましたが、熊本地震ですべっていない部分が存在するため、日奈久断層周辺の地震活動や応力状態を把握することは重要です。DASは、光ファイバーケーブルに沿った歪の変化を計測するもので、数mおきという密な観測が可能であることから、近年地震観測に使われるようになっています。

また、DASの計測する歪と、地震計のデータを比較するために、DASのケーブルに沿って、ノード地震計を13点設置しました。ノード地震計は、地震動を感知するセンサーと、データを記録するロガーが一体化した地震計で、設置の手間が少ないことが特徴です。

今後、このDAS・地震計データを使って、熊本の地震活動や、DASの観測する波動場について、研究を進めていく予定です。

DASで計測される歪の時空間変化を確認しているところ

今回の観測で使用したノード地震計