箱根山の水準・GNSS測量を実施しました

12月 3, 2023

2023年12月3〜7日に日本大学・東京大学・神奈川県温泉地学研究所との共同で,神奈川県西部にある箱根火山周辺の水準測量やGNSS測量調査を実施しました.箱根火山では2015年の小噴火以降,地下のマグマ溜まりは収縮を続けており,噴火口がある大涌谷を中心に地盤の沈降が続いています.水準測量ではこの地盤の上下変動を約10kmの路線で測定するとともに,4ヵ所のGNSS測量では水平変動を測量し,マグマ溜まりの冷却過程や,次回の噴火に向けてのマグマの蓄積状況を把握する計画です.
今回の調査は,箱根ジオパーク推進協議会事務局が実施している令和5年度箱根ジオパーク学術研究助成事業のサポートも受けています.
九州大学からは,松島教授,内田技術専門職員,修士1年の〆野君,4年生の生田君が参加しました.